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★★ 著者: 北原菜里子 出版社: 岩波書店 マンガ家という職業は、魅力的です。誰もが１度は憧れるもの、といわれることもあるようです。 マンガ家になるためには、まずどうしたらいいのだろうか？ いったい何をすれば良いのか？ どのくらいの仕事をやっていけるのか？ やっていく中で大切なことって何？ といったいろんな問いに現役漫画家の人が答えてくれます。 マンガ家って楽しそうだけど、楽しいだけではなくてものすごく大変なのだということがよく分かります（いろんな漫画家が自分のことを戯画化していろいろ描いているから、想像できなくはないけど・・・）。いつまでも、いつまでも、ページを埋めていき、その漫画が終わるまで描き続けるのは辛いだろうなぁ、とは感じます。 しかし、だからこそ楽しいのかも知れない、とも感じます。地獄みたいな生活だからこそ。自分は、あまりなりたいとは思わなかったのですが・・・ 漫画家になるためにどうすればいいか、といったことが分かるだけではありません。著者の生き方のようなものが垣間見える、面白いエッセイです。 |