＋と−の引き算
Ｓ−あ、よう、久しぶり。どうだ？調子は？
Ｄ−あのさ、＋、−の引き算が、今度はわからなくなっちゃってさー。どうしよう。
Ｓ−じゃあ、ここで少しやろう。
Ｄ−廊下で？今やるの？
Ｓ−まあな、じゃ、（＋５）−（＋５）は、何になるの？
Ｄ−それは、０に決まってるじゃん。小学生の引き算だよ。
Ｓ−じゃ、（−５）−（−５）は？
Ｄ−うーん、そこがわかんないんだよね、−１０？０？教えてよ。
Ｓ−もうちょっと自分で考えろよな。けど、まあ、答えをいっちゃうと、マイナスを引くときは＋だ。
Ｄ−どうしてマイナスからさらにマイナスするのにプラスになるの？
Ｓ−それは式を使うと分かりやすい。
（−５）−（−５）は、（−５）を（−５）でキャンセルするんだよ。そうすると、プラスもマイナスもなくなる。つまり０だよ。
Ｄ−足し算と逆というか、なんというか、よくわかんないよ。
Ｓ−（＋５）−（＋５）＝０になるのと一緒だよ。＋５と＋５が互いに消しあうんだ。
Ｄ−ああ、そういうことか！（＋３）−（＋２）＝（＋１）と一緒で、（−３）−（−２）は（−１）か！
２００６年１０月１７日最終更新
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