３,訴えを認めた。元命解任
正解です！
う〜ん、そうすると都の藤原氏はずいぶん物分りのいい人たちであったように思えます。
だって悪政に立ち上がった百姓らの言葉を聞き入れ、
同族の藤原元命を解任したのです。
しかし実はそうではないのです。
ではまず都の発表を見てみます。
都の発表
元命は国司を首になり、生活に困って乞食になった。
そして野垂れ死んだ
↓
実は大ウソ！
本当は数年後、政府が主催する京都のお祭りの責任者になっていた。
つまり藤原氏は対藤原氏、対民衆への言葉の使い分けを行った。
しかし民衆にはそれを確かめる術は無かったのです。
今の時代もこのような虚実のはっきりしない出来事が無数にあります。
それに惑わされず、やっていくにはしっかりと考えるほかありません。
その参考になるのがこういった歴史なのです。
おまけ
国司として悪政を行った藤原元命には息子がいました。
ドラ息子で元命に負けず劣らず悪いことをして、尾張を荒らしていました。
藤原頼方というのですが、彼は尾張を出た後石見の国司になったそうです。
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