(2)身に覚えの無い逮捕
１９８８年、東京都足立区綾瀬市で殺人事件が起きます。
綾瀬市のマンションで母親と子どもが絞殺されていたのです。
その犯人として、近くのあやしい３人の少年が逮捕されました。
そして３人は犯行を自白、事件は一件落着かに見えました。
しかし、実はその３人の少年は無罪だったのです。
けれども警察に自白を強要されました。
なぜ３人の少年は疑われてしまったのでしょう？
ではもしその事件で自分が疑われたとしたら・・・・・
まずはアリバイが成立するか、が大きなポイントになります。
探偵小説が好きな人なら、アリバイという言葉はよく知っていると思います。
アリバイというのは不在証明です。
自分が犯行のあった場所にいなかった証拠です。
アリバイが揃っていないと犯人と疑われてしまいます。
次の三つが揃い、犯行していないことがはっきりしないといけません。
・そのときいた場所
・そのときやっていたこと
・それらを証明する人
けっこう、アリバイというのは成立が難しいです。
家で寝ていた、とかはグレーで疑われてしまいます。
友人・家族・恋人の証言等は基本的に採用されません。
誰だってそんな簡単にアリバイを成立させることは難しいのです。
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