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室町幕府の成立

鎌倉幕府(北条氏)×天皇政権(後醍醐天皇と貴族)
幕府に不満を持つ武士達(足利高氏、楠木正成、新田義貞ら)

数年におよぶ戦いに最終的に勝利したのは後醍醐天皇側でした。
北条氏の多くの者は自害しました。
しかしどちらにしろ実際に戦っていたのは武士達です。

しかし後醍醐天皇が実現しようとしたのは歴史を数百年も遡らせたような貴族社会だったといわれます。
当然武士の多くは反対しました。

その中でも足利高氏は源氏の子孫として北条氏を滅ぼし、尊氏という名を天皇から貰ったところまでは忠臣とされます。
武士や貴族からも一目置かれました。
しかし後醍醐天皇との確執があって対立します。
そして最後には光明天皇を擁立して政権を奪うこととなり、
京都(室町)に幕府をひらくと一転、逆賊の汚名を浴びることとなりました。

その頃になると後醍醐天皇は吉野に避難してしまいました。
ここで新たな図式が生まれました。
北朝　光明天皇
実質は足利尊氏が率いる 		×南朝　後醍醐天皇
楠木正成、新田義貞らが従う

結局この対立は６０年間続くこととなります。



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