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豊臣秀吉の人生とその政策２　朝鮮出兵

秀吉はとうとう全ての戦国大名を従え、天下統一をなしました。
けれど天下人、秀吉には、一つの大きな課題がありました。
戦争の褒美として土地を与えることが出来ないのです。
これは、元寇のときにもあった問題でした。

元寇の時、鎌倉幕府は戦功をたてた武士に土地を与えられず、崩壊しました。
武士達の 支持をまったく得られなくなってしまったからです。
秀吉も、同じ問題に直面しました。

秀吉はその解決策として「中国侵略」という手段を考え出しました。
そして彼はその考えを、実行に移すことにしました。
けれどそのためには、道と前線基地が必要です。
そのためにまず朝鮮に攻め込みました。

秀吉の朝鮮侵略の理由

　　　・中国(明)侵略の前線基地。
　　　・戦国大名のカネ、ヒトを使わす。
　　　・日本統一を手に入れた万能感。



そして秀吉軍は朝鮮侵攻に乗り出します。
その第一回目が文禄の役です。

１５４２年〜１５４３年
　　　秀吉軍は１６万人の軍勢で、八日間でソウルを陥落させます。
　　　しかし朝鮮民族や李舜臣の激しい抵抗などにより・・・

　　　結局全軍撤退。


一度失敗しましたが、秀吉はまたもや朝鮮侵攻を命じます。
それが慶長の役です。

１５８２年〜１５９８年
　　　秀吉軍は１４万人の軍勢で侵攻。
　　　明、朝鮮軍との戦いでかなり苦戦します。
　　　そして相手軍の首をとれないので民衆の首や鼻をそぎ、
　　　塩漬け、酢漬けにしました。


李舜臣(イスンシン)


韓国水軍の将軍。
秀吉軍を苦しめた名将です。
慶長の役で戦死してしまいました。
韓国の国家的英雄となっています。



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