物語を読む 〜サーカスの馬 ３
振り返り
「ぼく」は、靖国神社の隣にある学校に通う少年。
「ぼく」は本当になんのとりえもなくて「不良少年にすらなれない」。
ある日、靖国神社のお祭りがきて、サーカス一団のテントの中につながれている馬を発見。
馬は背中がねじまがってひどい姿でした。
●つながれている馬を見つけた「ぼく」
・自分と似ている、「ぼく」のようになまけて何も出来ない。
とぼくはその馬のことを見ていた。
そして親近感を覚えた。
ここで、２つの見方がでてきました。
@ 馬を見ながら、自分を見ている。（だいち）
自分と馬を重ね合わせて、『哀れな馬』を見ながら実は自分を見ている。
A ダメな仲間、味方を探している。（りほ）
（まぁいいや、どうだって）と言いながら実はダメなやつを探している。
自分だけがダメなわけじゃない、あいつもさ、と思いたい。
自分のダメさに安心感を求めている。
馬は・・・
だいち
馬はまるで自分同じ。自分の分身のよう
りほ
「ダメななのは自分だけじゃない」という安心と納得の道具
さてどちらなのでしょう？
とはいっても、安岡章太郎の文章を読んでみないことには分からないよなぁ・・
２００８年５月４日最終更新
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