混迷のシリア　専門家が解説

Togaidai Shimbun 2013/06/18

　２０１３年６月２８日、東京外国語大学研究講義棟１０３号室にて、混迷するシリアに関して知る会が開かれる。

　講演者は青山弘之氏。留学・研究のためシリアに滞在したこともあるアラブ地域の専門家。著書に『混迷するシリア』（岩波書店）などがある。

　また、シリア情勢をまとめたサイトも作成している。

　シリア・アラブの春（シリア革命2011）顛末記

　シリアでは、今も体制派と反体制派が武力衝突を繰り返しており、内戦の中でシリア軍が市民に銃口を向けて大規模な弾圧・虐殺を行っている、とされる。国際社会は事態を重く見て、調停に乗り出そうとしている。しかし、諸外国の利害も絡み合い、介入は成功していない。そして、今後を見通すことができない状況が続いている。

　日本のメディアもシリアの混乱を断続的に伝えてはいる。しかし、シリアにおける取材・報道が制限されていることもあり、日本のニュースは決して分かりやすいとはいえない。

　状況を読み解くためには、専門的な見地からの知見を知ることが必要だろう。今度の講演はその良い機会になる。

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