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アジア・太平洋戦争のはじまり

●国際関係の変容
大日本帝国は当時孤立していました。

大日本帝国　ＶＳ　中国　←援助―ソ連・アメリカ・イギリス

日本はその状況を打開するために・・・
「日独伊三国防共協定（１９３７）」を締結します。
（日本・ドイツ・イタリア）

貧しい新興国で手を取り合い、金持ちの米英と対抗することにしたのです。
彼らは対外的な侵略を正当化し、貧しさを侵略によって解決することを目指しました。
三国の政治のやり方は非常に似通っていました。
「ファシズム」と呼ばれています。

ファシズム
一党独裁・他の思想を弾圧・対外侵略が政策の根幹にある
（ただし、日本は少し違うという言う人もいる）


●第二次世界大戦の勃発

１９３９．９、ドイツがポーランド侵略を開始。
とうとう、第二次世界大戦は始まってしまいました。
ドイツは電撃戦を繰り広げ、ヨーロッパ全土を侵略していきました。
１９４０年には、フランス領にまで侵入しました。

日本は「これならいける」と思い・・・
「日独伊三国軍事同盟」を締結。
とうとう態度を確定し、米英との対決姿勢を鮮明にしました。


●太平洋戦争開戦へのみちのり　〜「侵略」か「自衛」か？

太平洋戦争は自衛の戦争だったという人がいます。
「日本は「ＡＢＣＤ包囲網」の謀略に嵌められ、やむなく開戦したのだ」と彼らは主張します。

Ａ　アメリカ
Ｂ　ブリテン（イギリス）
Ｃ　チャイナ（中国）
Ｄ　ダッチ（オランダ）

さて、太平洋戦争は自衛戦争なのか、侵略戦争なのか。
非常に難しい問題です。

◇日本　→　南進政策
中国との戦いを続行しつつ、南にも勢力を伸ばします。
資源を獲得し、英米の支援を絶つためでした。

　　　↓それに対して・・・

◇英米
鉄・石油の禁輸、および日本人の資産の凍結

１９４１．４〜　日米交渉

◇英米　「大陸からの撤退／南進政策をやめること」を求める。
◇日本　近衛文麿首相「中国からの撤退はＯＫ、だが満州は手放せない」
◇英米　『ハルノート』・・・満州国以前に戻せ！
◇日本　東条英機陸軍大臣が撤兵を拒否。
　　　↓
日米交渉決裂
とうとう交渉は決裂し、戦争が始まります・・・

１９４１．１２．８
真珠湾攻撃（日米開戦）
マレー半島上陸戦（日英開戦）

そうしてアジア太平洋戦争が開始されました。


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２００９年８月２７日更新


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