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どうして「国語」ではないのか？

どうして、国語科ではなく日本語科なのか？
その説明から授業は始まりました。

自由の森学園の日本語の授業の求めているのは、「ことばによる自己表現の追求」です。
ですが、「国語」という言葉は、１人ひとりの言葉より、国が優先されています。
だから「国語」ではなくて、「日本語」なのです。

第二次世界大戦中、日本は、他国の人に「国語」を押し付けました。
また、敗戦後「国語」を英語や、フランス語にしようという日本の著名人もいました。
つまり「国語」というものは、国（偉い人）の都合が最優先されるものなのです。
地域に根ざした言葉を大切にしよう、というのとは全く逆です。

日本語を、自分の言葉としてとらえ、立派な使い手としてもちいる。
この日本列島の人々に使われてきた日本語を大切にしよう、
というのが「日本語科」の意味です。

「自分の言葉で自分を語る」
最終目標はそこにあるそうです。


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２００８年８月３１日更新


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