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詩を読む「初恋」吉原幸子２

吉原幸子の「初恋」という詩を読んでいるのですが。
（その「初恋」という詩はここに載っています。）
「女の子」「もう一人の女の子」と言っているとややこしくなります。
なので、単純にして、色んな人の推理を聞いていきました。

Ａ　女の子
Ｂ　もう１人の女の子
Ｃ　いたづらっ子

　　　♥　＝　好き

「初恋」その１　シンプルなバージョン

Ａ（女の子）は、Ｃ（いたづらっ子）のことが好き。 Ｃ（いたづらっ子）はＡ（女の子）のことをいじめている。 （からかっている？） その様子を見て、Ｂ（もう１人の女の子）が心配している。

「初恋」その２　女の子２人はライバル

Ａ（女の子）も、Ｂ（もう１人の女の子）もＣ（いぢめっ子）が好き。 Ｃ（いぢめっ子）は、Ｂ（もう１人の女の子）のことが気になる。 それで、「キミ　ヤセタナ」とからかう。 嫉妬したＢ（もう１人の女の子）は、Ａ（女の子）をからかい・・ 黒板に、「オコラナイノデスカ　ナクダケデスカ」と書く。 つまり「いちゃいちゃしてんじゃねーよ」ということ。

「初恋」その３　ＡはＢに恋している

Ｂ（もう１人の女の子）は、Ａ（女の子）のことが好き。 だけど、Ａ（女の子）は、Ｃ（いぢめっ子）のことが好き。 Ｃ（いぢめっ子）はＡ（女の子）のことが気になって、からかう。 Ｂ（もう１人の女の子）は、Ａ（女の子）をからかい・・ 黒板に、「オコラナイノデスカ　ナクダケデスカ」と書く。 つまり「Ｃなんかほっといて、わたしにかまって」ということ。

まとめると、だいたいそんな意見が出たのですが。
なんだか昼のメロドラマみたいなストーリーもありつつ。
（ＡとＢの、複雑怪奇な心の動きを、長々描写してくれた人もいた・・）
でもやっぱり「初恋」というタイトルに沿って、純真な世界が良い！　と言う人もいました。

詩の読み方に正解はないけど。
もう少し深めていこうということで、詩の一節「同じ夢」とは何か？　を話しました。
「同じ夢」というのをどうとらえるかによって、詩がガラリと変わります。

　　　・同じ人を好きになること
　　　・人を思うこと
　　　・将来の夢
　　　・恋

それから、詩の中の重要そうな言葉を１つひとつ拾っていきました。
クラスのいろんな人の詩の読み方が見てきて面白いです・・・
それは次回。


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２００８年９月４日更新


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