自森人 ホーム高校1年日本語

詩を読む「初恋」吉原幸子3

吉原幸子の「初恋」という詩を読んでいる途中・・・
その「初恋」という詩はここに載っています。
詩の中の重要そうな言葉を拾い、その読み方をみんなに聞きました。

   「ほほえみだけは許せなかった」の意味は?

  B(もう1人の女の子)と、A(女の子)は2人とも、C(いぢめっ子)が好き。
  でも、Bは、Aと友達だったから、AとCの恋を支えよう、と思った。
  だけど、やっぱりAのほほえみだけは許せなかった。

  B(もう1人の女の子)は、A(女の子)のことが好きだった。
  AにとってBは親友、だけどBにとってAは同性でも恋人だった。
  だからBは、C(いぢめっ子)が現れてAの笑顔を奪ったのが許せなかった。

などなどいろんな意見がでていました。
まぁ意見を統一するのが目的ではなく、出し合うのが目的でした。
議論をする、というよりは、互いの読み方を聞きあいました。
そして、謎の「チンドン屋」のはなしへ入ります。


   どうして最初と最後にチンドン屋が登場するのか?

「ふたりきりの教室に 遠いチンドン屋」(最初の行)
「うすい昼に チンドン屋のへたくそ ラッパ急に高まる」(最後の行)

  ●余韻を残すための、単純な「しめ」じゃないの?

  ●何かの変化の兆し、2人の距離(AとC)が縮まっていくあかし?

  ●寂しさをあらわしている。

  ●なんか切ない、2人が離れていく感じ? へたくそな恋の終わり。

  ●AとBが向かい合う2人の世界が終わりを迎えて、世界が広がった。

  ●へたくそなラッパが、全てを吹き飛ばして、おしまい。


   前へ  次へ


2008年9月5日更新


日本語 高1に戻る