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アンジュングンをどうみるか

日本による朝鮮支配が確立していく中、伊藤博文は暗殺されました。
事件を起こしたのは、安重根 （アンジュングン）。

さて・・・
伊藤博文を撃ち殺した安重根を、英雄（ヒーロー）とみるか、暗殺者（テロリスト）とみるか。
その評価はまっ二つに分かれています。

その暗殺事件に謎が多いことも事態を複雑にしています。
定説では、安重根が数人の仲間とともに犯行を行ったとされています。
しかし、本当に協力者は朝鮮人数人に過ぎなかったのか？
どこかの組織（例えばロシア）がバックにいたと唱える人もいます（かなり胡散臭いけど）。

伊藤博文は、日本政府内において、親韓派（韓国尊重派）の筆頭として知られていました。
だから、伊藤博文の暗殺は、かえって韓国併合を早めたのではないか、という人もします。
そこらへんをいろいろ考えてみると、だんだんと訳が分からなくなってきます。
しかし、伊藤博文は統監（韓国における日本側の最高責任者）。
だから彼を殺すのは正しい判断ともいえます。

さて、安重根の行為は、「義挙」か、「暴挙」か。
日本側から見れば、卑劣なテロということになります。
しかし韓国の人たちにとっては素晴らしい、愛国的行為に見えたことは予想がつきます。

さて、それをどう捉えるのか。
簡単には答えのでない、難しい問題です・・・


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２００９年４月２６日更新


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